今回のテーマは「30代ミニマリスト会社員の車売却体験談と車を売る時に損をしないおすすめ方法」です。
車を売りたいけど、高く売るにはどうしたらいいんだろう
車を売る時に損はしたくない
車を売却する際、できるだけ高く売りたいですよね?私もそう考えていました。
私は埼玉に住んでいた時は自家用車を所有していましたが、埼玉から東京に引越した際に車を売却しました。この引越しで家賃が上がる分、手放す車はできるだけ高く売りたいという願望がありました。
私は自家用車の売却に対し、一手間かけることによって30万円の損を回避することができました。結果として、とても満足のいく取引でした。
今回は車を売却した私が実際に行った車の売却が完了するまでの流れと損をしないおすすめの方法を紹介します。
こんな方におすすめです!
- 車を高く売りたい
- 車の売却で損をしたくない
- 車の売却までの流れを知りたい
車を売却することになった経緯
まず、私が車を売却することになった経緯です。
これには、「私が自家用車を所有する生活で感じていたこと」と、「引越し先が東京の都心部」であることが関係しています。
私が車を所有することに感じていたメリット・デメリット
私が車を所有する生活で感じていたメリットは次の通りです。
- 時間や場所に囚われずに自分の好きな時間に移動できる
- 大型の物や多くの物を積んで移動できる
私が住んでいた地域では電車やバスなどの公共交通機関だけでは目的地へ行くことが不便でしたので、移動手段として私は車を多用していました。特に趣味でテニスをしているため、テニスコートへ行くことや荷物を運ぶことなど、やはり車は便利でした。
しかしながら、車を所有することで発生するデメリットも感じていました。
- 維持するために費用や手間がかかる
- 休日しか使用しない
- 事故のリスクがある
車は所持していると、ガソリン代や自動車保険、税金、メンテナンス費用など、多額のお金がかかります。これらは契約や支払い、ディーラーへの入庫など、時間と手間もセットでかかります。これらは正直負担でした。
また、私は都内に電車で通勤していたため、休日のみの使用で割高感も感じていました。
加えて、運転は事故のリスクと隣り合わせのため、急に加害者になるという不安もありました。
東京での移動手段は基本電車!
埼玉で生活する中、「通勤を楽にしたい」という私の願望と「便利な地域に住みたい」という妻の要望が重なり、東京23区内に引越しをすることになりました。この引越しにおいて、私が車を売却しようと決めた理由は、車のメリットを「電車移動とネットでの買い物」で置き換えられると判断したからです。
都内にはそこら中に駅があります。住む場所によっては徒歩圏内に複数の駅を使えるなんてこともあります。田舎暮らしではまず考えられないですね。また、電車は数分ごとにあるため、発車時間をあまり気にする必要はありません。このような環境から、「時間や場所に囚われずに自分の好きな時間に移動できる」という車のメリットは電車移動によって代用できると考えました。
買い物については、店舗で買わずネットで購入するすることで重い荷物でも部屋まで運んでもらうことができます。都内はサービスも充実していますので、ほとんどの地域が配達可能地域です。
これらのマインドに変えることで私にとって車は必須のものではなくなり、売却することにしました。
売却の流れ
ステップ1.見積一括サイトで査定依頼をする
車の売却において調べていた際、「相見積を取ること」が大事だということを知ったため、複数の業社に一括で車の査定を依頼できるサイトについて調べました。複数出てきましたが、今回は有名どころで私も少し認識していた「カーセンサーnet」を使用することに決め、サイト上で所有している車の情報を登録しました。その際、依頼できる業社を選択する項目がありました。私はできるだけ多い方が良いと思い、私の地域で可能な業社全社(9社)に依頼しました。
ステップ2.査定日時を決める
「カーセンサーnet」へ車の情報を登録すると、登録した瞬間と言っていいほどのタイミングで依頼した業社から電話がかかってきました。内容は「一度車を見てみたい」という話でした。そこで日時を決め、電話を切りました。すると、切ってすぐにまた電話がありました。今度は違う業社でした。このような流れで、ほぼ休みなく全9社と査定日時の取り交わしをしました。
ステップ3.事前に書類の準備をする
査定の日時までに必要書類を準備しました。
- 車検証
- 自賠責保険証
- 自動車税納税証明書
- リサイクル券(自動車リサイクル料金の預託状況の書類)
- 印鑑証明書
- 住民票(車検証の住所と現住所が異なっていたため)
車検証・自賠責保険証・自動車税納税証明書については社内にまとめて保管していました。リサイクル券については中古での購入でもあり見当たらなかったため、「自動車リサイクルシステム」のホームページの入力フォームに所有している車の情報を入力し、所有する車の自動車リサイクル料金の預託状況の書類を印刷しました。
住民票と印鑑証明書はマイナンバーカードを使用してコンビニで印刷しました。
ステップ4.査定の実施
査定は私のマンションのロータリーで実施しました。査定会は同日に1社と8社の2回に分けて実施しました。分けた理由は、その1社が単独で査定したいと要望があったためです。まず1社に査定してもらい、その2時間後に8社の査定となりました。
8社同時の査定では、到着した業社から査定に入ってもらい、査定金額を名刺の裏に記載して渡してもらうという形をとりました。この方法は業社の1人が提案したことで、私も初めてだったこともありそのように進めることにしました。
私はその場で売却先を確定させたくなかったため、「持ち帰って売却先を決める」という話としました。各業者査定が終わると金額を渡して帰っていきました。
ステップ5.売却先決定
全業社の見積結果が揃ったところで、売却先を決定しました。今回売却したのは「ネクステージ」という会社でした。売却理由は「金額が最も高かったから」です。「オートバックス」と僅差だったのですが、両方ともに大手で担当者の対応も好印象ということで今回は金額の高い方を選びました。
売却先の査定担当者に連絡をし、売却手続きを進めてほしい旨を伝えました。その際、車の引渡し日を聞かれました。私は引越しが近々だったため「最短」と答えたら、査定日の翌日の夕方となりました。引渡しまでが短期間で驚きました。
その電話後ネクステージ担当者とはSMSでのやり取りでした。メッセージの内容もわかりやすく、案内に沿って行くことで問題なく手続きを進められました。事前に書類を準備していたのでその点もスムーズにやり取りができました。
ステップ6.車の引き渡し
車の引き取りは引き取り担当者が自宅まで電車で来て、引き渡した車に乗って帰るという形でした。車は車内に車検証などの書類を入れてあることを伝えてから引き渡しました。特に問題もなくすんなり引渡しが完了しました。
ステップ7.書類の送付と入金
後日ネクステージから委任状などの書類が届き、その中に入っていた返信用レターパックに必要書類を同封して返送しました。こちらの書類が届いた旨の連絡もSMSにてもらいました。
その数日後に入金がありました。入金は査定日から約10日後でした。これにて取引完了となりました。
車売却時に損をしないおすすめの方法
今回私が車の売却を経験し、損をしないために大事だと感じた点について記載します。
1.相見積を同時査定でとる
今回の経験の中で一番大事だと感じたことは、「相見積を取ること」です。
今回私は9社に見積もりを依頼しましたが、各社の見積にはかなりバラツキがありました。参考に私の見積金額の結果を記載します。
見積金額 | 業社数 |
---|---|
¥500,000〜¥550,000 | 2社(ネクステージ,オートバックス) |
¥450,000〜¥500,000 | 1社 |
¥400,000〜¥450,000 | 2社 |
¥350,000〜¥400,000 | 2社 |
¥300,000〜¥350,000 | 1社 |
¥250,000〜¥300,000 | 1社(単独査定業社) |
正直ここまで違うのかと私自身驚きました。もし最低見積金額の1社だけで決めていたら、30万円近くも損をしていたことになります。
また、私がおすすめするのは「同時査定」です。同時査定は当日の人の対応こそ大変ですが、査定が短時間で済むというメリットがあります。正直何度も査定に立ち会うのはめんどくさいです。査定業社に確認したところ、複数社同時の査定は普通に実施しているとのことでした。ですので、気を使わずに同じ時間に査定を依頼しても問題ありません。
私の体感上10社以内が対応できる範囲かと思います。
ただ、業社の中には、単独査定を求めてくるところもあります。私の経験上にはなりますが、そのようなところは避けた方が良いと思います。私が経験した単独査定を求めてきた業社は、これから複数社査定に来ることもわかっておきながら今すぐ決めることを強く要求してきました。正直本当にめんどくさかったです。加えて、査定金額も最低金額でした。同時査定では引け目があったのかなと思いました。
私は査定業社ではないので絶対的な理由ではないですが、経験上私は「相見積を同時査定で取る」をおすすめします。
2.見積金額は「振込金額」を提示するように依頼する
査定業社に聞いたところ、振込金額ではない金額を見積金額として提示してくることがあると聞きました。見積金額は高いが、それ以降に手数料など費用がかかり、結果的にだいぶ安くなることがあるとのことでした。複数の査定業社に確認したところ、振込金額で記載するのは当たり前とのことでしたので基本的には問題ないものかもしれません。
念のためにはなりますが、私としては見積依頼の際は「振込金額」を提示するように依頼することをおすすめします。
3.査定場所は他の人の邪魔にならないところを選ぶ
私は8社の同時査定をマンションのロータリーで実施しました。査定業社は基本的に車で来るため、ロータリーが満杯になり、他の居住者の方に迷惑をかけてしまいました。これは周りの方の印象に対する「損」になりました。
査定業社に聞いた話では、同時査定の場合は大型ショッピングセンターの屋上の駐車場や公園の駐車場など広い場所で行うことが多いとのことでした。これには私も納得しました。
同時査定を行う際は他の人の迷惑にならないように、「広い場所で行う」ことをおすすめします。
4.日程には余裕を持っておく
私は引越しが理由での車の手放しでしたので、引越し日までの日数がかなり不安でした。日数がギリギリだと投げやりになり、「とりあえずどこでもいいから売れれば良い』というマインドになりがちです。このマインドは確実に損につながります。ですので、車の売却日程には余裕を持っておくことが良いです。
また、私の場合は査定後の翌日に車を手放すことができましたが、状況によってはもう少し時間がかかることもあるかもしれません。売却先の業社から書類など送られてきますので、売却決定後についても日程に余裕を持っておいた方が良いかと思います。
一例として私の場合にはなりますが、
売却先 :ネクステージ(上場企業)
書類の対応:到着後すぐ返送
この条件で同時査定から入金まで10日間ほどでした。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の内容をまとめます。
車を売却することになった経緯
- 私が車を所有することに感じていたメリット・デメリット
- 東京での移動手段は基本電車!
売却の流れ
- ステップ1.見積一括サイトで査定依頼をする
- ステップ2.査定日時を決める
- ステップ3.事前に書類の準備をする
- ステップ4.査定の実施
- ステップ5.売却先決定
- ステップ6.車の引き渡し
- ステップ7.書類の送付と入金
車売却時に損をしないおすすめの方法
- 相見積を同時査定でとる
- 見積金額は「振込金額」を提示するように依頼する
- 査定場所は他の人の邪魔にならないところを選ぶ
- 日程には余裕を持っておく
車の売却は正直めんどくさいです。調べてもよくわからないし。そのように考える人が多いと思います。
ですので、業社によっては足元を見て相場よりも安い価格などを提示してゴリ押ししてくることもあると思います。
相場がわからなければ、相場がわかる業社に競ってもらいましょう。その中で「最も高いところに売る」というシンプルなやり方で良いと思います。実際私はそうでした。
車は高価なものであるため、少しの手間でも数万円単位で変わっています。売却したお金でまた新しい車を買う足しにするのもよし、自分に必要なものを買うのもよしです。ちなみに私の場合、売却金額の一部は引越し先で買い替えた家具代になり、そのほかは資産運用に回しています。
今まで大切に乗っていた車の最後を有終の美で終えるためにも、ぜひ車の売却の際は少し手間をかけてみてください。
ではまた次の記事で!バイバイ(^^)/